相手のことばかり考えてしまう。
仕事中も、家事をしている時も、夜寝る前も。
スマホを見るたびに、連絡が来ていないか確認してしまう。
会いたくて、会いたくて、たまらない。
「このままでは、おかしくなってしまう」
「気持ちが、自分でもコントロールできない」
そんなふうに感じていませんか。
恋愛感情は、時に暴走します。
特に、既婚女性が誰かを好きになってしまった場合、
その気持ちを抑えなければならないと思えば思うほど、
逆に暴走してしまうことがあります。
心理学では、これを「皮肉過程理論」と呼びます。
「考えないようにしよう」と思えば思うほど、
かえってそのことを考えてしまう現象です。
「シロクマのことを考えないでください」と言われると、
かえってシロクマのことばかり考えてしまう、
というあの実験です。
恋心も同じです。
「考えないようにしよう」と思えば思うほど、
相手のことを考えてしまう。
「会いたくない」と思えば思うほど、
会いたくなってしまう。
でも、そのまま気持ちに流されてしまうと、
取り返しのつかないことになるかもしれません。
この記事では、気持ちだけが暴走する時の止め方を、具体的にお伝えしていきます。
感情をコントロールすることは、自分を守ることです。
あなたの心を、一緒に整えていきましょう。
もし今、
「止めたいのに止まらない」
その苦しさで胸がいっぱいなら。
決断のためじゃなくて、“暴走を鎮めるため”に、
一度だれかに気持ちを預けてもいいと思うんです。
友達や家族には言いにくい恋ほど、
言葉にする場所がなくて、心が余計に暴れます。
だからまずは、匿名で話せるところで
「今の私、何が怖いの?」を一緒にほどいてみてください。
無理に答えを出さなくて大丈夫。
落ち着くための選択肢として、そっと置いておきます。
気持ちが暴走している状態とは
結論から言うと、気持ちが暴走している状態とは、「感情に理性が支配されている状態」です。
普段なら冷静に判断できることも、恋愛感情に支配されて判断ができなくなっている。
やってはいけないとわかっていることも、気持ちに流されてやってしまいそうになる。
具体的には、こんな状態です。
暴走のサイン
- 相手のことを四六時中考えてしまう
- スマホを見る回数が異常に増える
- 連絡が来ないと不安で仕方ない
- 仕事や家事に集中できない
- 眠れない、食欲がない
- 相手のSNSを何度もチェックしてしまう
- 会いたい衝動を抑えられない
- 「今すぐ会いたい」とメッセージを送りそうになる
- 家族といても上の空
- 一線を越えてしまいそうになる
- 「もういいや、どうなってもいい」と投げやりになる
- 自分で自分をコントロールできない感覚がある
このような状態にあるなら、あなたの気持ちは暴走しています。
この状態を放置すると、後悔する行動を取ってしまう可能性が高まります。
だからこそ、今すぐブレーキをかける必要があるのです。
なぜ気持ちが暴走するのか
脳内物質の影響
恋愛中の脳は、ドーパミンやノルアドレナリンなどの脳内物質が大量に分泌されています。
これらは、快感や興奮をもたらす物質です。
そして、「もっと欲しい」という渇望を生み出します。
つまり、恋愛中の脳は、ある意味「依存状態」に近いのです。
薬物依存やギャンブル依存と、脳の状態が似ているという研究もあります。
だから、自分の意志だけでは抑えられないことがあるのです。
抑圧の反動
「考えないようにしよう」「抑えよう」と思えば思うほど、かえってその気持ちが強くなります。
これが、先ほどお伝えした「皮肉過程理論」です。
既婚女性の場合、「こんな気持ちを持ってはいけない」という罪悪感から、気持ちを抑え込もうとします。
でも、その抑圧が、かえって気持ちを暴走させるのです。
満たされない心の穴
日常生活で心が満たされていない時、その穴を埋めようとして、恋愛に執着してしまうことがあります。
夫婦関係の冷え込み、孤独感、承認欲求の不満、自己肯定感の低さ。
これらが、恋愛感情を暴走させる要因になります。
現実逃避
辛い現実から逃げるために、恋愛に没頭してしまうこともあります。
仕事のストレス、家庭の問題、将来への不安。
これらから目を逸らすために、恋のことばかり考えてしまうのです。
コントロールできないことへの焦り
「コントロールできない」という焦りが、さらに気持ちを暴走させることもあります。
「なぜ、私は抑えられないんだろう」
「私はダメな人間だ」
この焦りと自己否定が、悪循環を生み出します。
暴走する気持ちを止めるための即効性のある方法
方法1:その場から物理的に離れる
気持ちが暴走している時、
最も効果的なのは「その場から物理的に離れること」です。
今すぐ相手に会いたい、連絡したい、と思ったら、まずその場を離れてください。
外に出る、散歩する、別の部屋に移動する。
物理的に環境を変えることで、気持ちをリセットできます。
方法2:冷水で顔を洗う
冷たい水で顔を洗ってください。
冷たい刺激は、脳を覚醒させ、理性を取り戻す効果があります。
洗面所に行き、冷水で顔を洗う。
そして、鏡の中の自分を見つめてください。
「私は、今、暴走している」
そう認識することで、ブレーキがかかります。
方法3:深呼吸を10回する
気持ちが暴走している時、呼吸は浅く速くなっています。
意識的に、深呼吸をしてください。
鼻から大きく吸って(4秒)、口からゆっくり吐く(8秒)。
これを10回繰り返してください。
呼吸を整えることで、自律神経が整い、冷静さを取り戻せます。
方法4:氷を握る
氷を手に握ってください。
冷たい刺激が、暴走している気持ちを止めてくれます。
氷がない場合は、冷たい水に手を浸すだけでも効果があります。
方法5:「10秒ルール」を使う
今すぐ行動したい衝動に駆られたら、「10秒待つ」と決めてください。
「1、2、3…10」と心の中で数えます。
10秒数えている間に、理性が戻ってくることがあります。
それでもまだ衝動が消えないなら、もう10秒数えてください。
方法6:誰かに電話する
信頼できる友人に、すぐに電話してください。
「今、すごく辛い」 それだけでもいいのです。
誰かと話すことで、気持ちが落ち着きます。
方法7:体を動かす
その場で、スクワットを20回してください。
または、腕立て伏せ、ジャンプ、何でもいいです。
体を動かすことで、暴走している気持ちのエネルギーを別の方向に向けることができます。
方法8:「後悔リスト」を見る
事前に作っておいた「後悔リスト」(一線を越えた場合に起こることのリスト)を、
今すぐ見てください。
「家族を失う」
「経済的に困る」
「子どもを傷つける」
「一生後悔する」
これらを見ることで、理性が戻ってきます。
方法9:家族の写真を見る
スマホの中の家族の写真を見てください。
夫の顔、子どもの笑顔。
「私が守るべきものは、これだ」
そう思い出すことで、ブレーキがかかります。
方法10:「未来の自分」からの手紙を読む
事前に、「未来の自分」からの手紙を書いておいてください。
「気持ちが暴走している私へ。今は辛いと思うけれど、この衝動に流されないで。後で必ず後悔するから。あなたを守れるのは、あなただけ。踏みとどまって。」
このような手紙を、暴走している時に読んでください。
暴走する気持ちを根本的に抑える方法
即効性のある方法で一時的に止めることはできますが、根本的に抑えるには、別のアプローチが必要です。
根本対策1:相手との接点を減らす
暴走を根本的に止めるには、相手との接点を減らすことが最も効果的です。
会う回数を減らす、連絡の頻度を下げる、SNSのフォローを外す。
接点が多ければ多いほど、気持ちは暴走しやすくなります。
根本対策2:相手の「理想化」をやめる
暴走する気持ちの背景には、相手を「理想化」していることがあります。
相手を完璧な存在として見ていませんか。
相手の欠点も、ちゃんと見えていますか。
ノートに、相手の「欠点リスト」を書き出してみてください。
完璧な人間はいません。
相手を現実的に見ることで、気持ちが落ち着くことがあります。
根本対策3:自分の時間を充実させる
恋のことばかり考えてしまうのは、他に考えることがないからかもしれません。
仕事、趣味、勉強、友人関係。
自分の世界を充実させてください。
忙しくしていれば、恋のことを考える時間が減ります。
根本対策4:夫婦関係を見直す
もし、夫婦関係の冷え込みが気持ちを暴走させているなら、夫との関係を見直してみてください。
会話を増やす、デートをする、感謝を伝える。
夫婦関係が改善すれば、恋心が落ち着くことがあります。
根本対策5:カウンセリングを受ける
自分だけでは気持ちをコントロールできない場合、プロのカウンセラーに相談してください。
カウンセラーは、なぜ気持ちが暴走しているのか、その根本原因を一緒に探ってくれます。
そして、具体的な対処法を教えてくれます。
根本対策6:日記をつける
毎日、気持ちを日記に書き出してください。
「今日、相手のことを何回考えたか」
「どんな時に気持ちが暴走したか」
「何をしたら落ち着いたか」
記録することで、自分のパターンが見えてきます。
そして、対処法も見えてきます。
根本対策7:「今、ここ」に意識を向ける
マインドフルネスの練習をしてください。
恋のことを考え始めたら、「今、ここ」に意識を戻します。
「今、私は呼吸をしている」
「今、私は歩いている」
「今、私はこの景色を見ている」
過去や未来ではなく、「今、ここ」に意識を向けることで、暴走する気持ちを止めることができます。
根本対策8:感情に名前をつける
気持ちが暴走し始めたら、その感情に名前をつけてください。
「今、私は『会いたい病』が出ている」
「今、私は『寂しさモンスター』に襲われている」
感情を客観視することで、感情に飲み込まれにくくなります。
根本対策9:「気持ちを持つこと」と「行動すること」を分ける
「気持ちを持つこと」は悪いことではありません。
悪いのは、「その気持ちに従って行動してしまうこと」です。
「私は、この人が好きだ。でも、行動はしない」
そう決めることで、罪悪感が減り、気持ちが落ち着くことがあります。
根本対策10:時間を味方にする
気持ちは、時間とともに変化します。
今は暴走していても、1週間後、1ヶ月後、半年後には落ち着いていることもあります。
「今は辛いけれど、時間が経てば落ち着く」
そう信じて、時間を味方にしてください。
暴走を防ぐための日常習慣
習慣1:朝のルーティンを大切にする
朝起きたら、必ず同じルーティンを行ってください。
顔を洗う、朝食を食べる、深呼吸をする、今日のスケジュールを確認する。
ルーティンは、心を安定させてくれます。
習慣2:スマホを見る時間を制限する
スマホを見る時間を制限してください。
「1時間に1回だけ」「午前中は見ない」など、ルールを決めます。
スマホを見る回数が減れば、相手のことを考える回数も減ります。
習慣3:運動を習慣にする
毎日、軽い運動をしてください。
散歩、ヨガ、ジョギング、何でもいいです。
運動は、ストレスホルモンを減らし、幸せホルモンを増やします。
そして、気持ちを安定させてくれます。
習慣4:睡眠をしっかり取る
睡眠不足は、感情のコントロールを難しくします。
毎日、7時間以上の睡眠を取るようにしてください。
よく眠れた日は、気持ちも安定します。
習慣5:自分と向き合う時間を持つ
毎日、10分でもいいので、自分と向き合う時間を持ってください。
静かな場所で座り、目を閉じて、自分の気持ちを感じる。
「今、私は何を感じているのか」
「なぜ、こんな気持ちになっているのか」
自分と向き合うことで、気持ちをコントロールしやすくなります。
習慣6:感謝の習慣を持つ
毎日、寝る前に「今日、感謝できたこと」を3つ書き出してください。
感謝の習慣は、心を前向きにしてくれます。
恋のことばかり考えていた心が、他のことにも目を向けられるようになります。
習慣7:「やらないことリスト」を作る
「やらないこと」をリストにして、目に見える場所に貼っておいてください。
「相手に連絡しない」
「SNSをチェックしない」
「一線を越えない」
視覚化することで、ブレーキがかかりやすくなります。
暴走しそうになった時の緊急対処法(まとめ)
暴走しそうになったら、この順番で対処してください。
- まず深呼吸(10回)
- その場から離れる(外に出る、別の部屋へ)
- 冷水で顔を洗う
- 体を動かす(スクワット20回)
- 「10秒ルール」を使う(10秒数える)
- 家族の写真を見る
- 「後悔リスト」を見る
- 誰かに電話する
- 「未来の自分」からの手紙を読む
- それでもダメなら、その場で寝る(一時的に意識を切る)
この順番で実行すれば、ほとんどの場合、暴走を止めることができます。
暴走する気持ちを受け入れることも大切
ここまで、「暴走を止める方法」をお伝えしてきましたが、最後に大切なことをお伝えします。
それは、「暴走する気持ちを完全に否定しないでほしい」ということ。
気持ちが暴走するのは、あなたが悪いからではありません。
人間として自然なことです。
恋愛感情は、強いものです。
特に、満たされない心を持っている時は。
ですから、「暴走する自分はダメだ」と自分を責めないでください。
「今、私は暴走している。でも、それは人間として自然なこと。大切なのは、その気持ちに流されて行動しないこと」
そう思ってください。
気持ちを持つことと、行動することは別です。
気持ちは持っていてもいい。
でも、行動はしない。
その線引きができれば、あなたは大丈夫です。
まとめ:暴走を止めることは、自分を守ること
気持ちが暴走する時、それは心が何かを訴えているサインです。
「私は、満たされていない」
「私は、孤独だ」
「私は、愛されたい」
そのサインに気づき、適切に対処することが大切です。
暴走を止めることは、我慢ではありません。
それは、自分を守ることです。
一時的な感情に流されて行動してしまうと、後悔することがあります。
でも、ブレーキをかけることができれば、未来の自分を守ることができます。
この記事でお伝えした方法を、ぜひ試してみてください。
すべてを完璧にできなくてもいい。
少しずつ、できることから始めてください。
あなたが、自分の気持ちをコントロールできるようになりますように。
あなたが、後悔しない人生を歩めますように。
あなたは、一人じゃない。
そのことを、忘れないでください。
今夜また、スマホを握ったまま苦しくなるなら。
あなたが弱いわけじゃありません。
恋の衝動が強いのは、
それだけ心が満たされたいサインでもあるから。
ひとりで抱え込むほど、気持ちは暴走しやすくなります。
まずは「行動」ではなく、「整理」を。
たった一回、話せる場所があるだけで、
明日の呼吸が少し変わることがあります。
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